Frameworkが初のデスクトップPCを発表 - コンパクトでカスタマイズ可能なミニコンピューター

革新的なデスクトップPCとともに新しいFrameworkノートパソコンも登場

PCゲームをプレイ中のFrameworkデスクトップパソコン
最終更新日 2025年9月25日

コンピューティングの最新トレンドを追っている方なら、Frameworkとその革新的なテクノロジーへのアプローチが大きな注目を集めていることをご存知でしょう。修理がしやすく、環境に配慮したノートパソコンを提供し、カスタマイズ性やユーザー体験を重視してきたFrameworkが、今度はデスクトップPC市場に参入し、大きな話題となっています。

新しい「Framework Desktop」は、最近同社ウェブサイトのブログ記事で発表されました。一見すると、すでに柔軟性やアップグレード性、修理のしやすさで知られるデスクトップ市場にFrameworkが参入するのは意外に思えるかもしれません。これらはまさにFrameworkがノートパソコンで実現してきた特徴ですが、同社は今回の決断について、AMDの最新Ryzen AI Maxプロセッサーの登場がきっかけだったと説明しています。この先進的なチップが、Frameworkのロードマップを刷新し、その性能を最大限に活かしたデスクトップシステムの開発を目指す原動力となりました。

AMDの最新プロセッサーは非常に高性能で、最大16コアのCPU(最大5.1GHz動作)、強化されたRadeon 8060S統合グラフィックス、そしてAI処理をローカルでこなすNPUを搭載しています。これにより、今後登場するFramework Desktopは、ワークステーションPCとしてもトップクラスの選択肢となるでしょう。Frameworkによれば、最上位モデルのRyzen AI Max+ 395構成では、要求の高いタイトルでも滑らかな1440pゲーミングが可能とのことで、プロフェッショナルにもゲーマーにも注目の一台となりそうです。

フロントパネルが取り外し・カスタマイズ可能なFrameworkデスクトップパソコン
(Image credit: Framework)

小さなボディに、大きな魅力

このコンパクトなデスクトップシステムは、今注目のミニPCの中でもひときわ目を引く存在です。フロントパネルには21色の交換可能なタイルが付属し、オープンソース設計なので自分だけのタイルを3Dプリントしてカスタマイズすることも可能です。スタイリッシュなブラックパネルかガラスサイドパネルを選択でき、RGBファンで個性を演出したり、オプションのキャリーハンドルを追加して持ち運びもラクラク。LANパーティーや外出先での使用が多い方にも最適です。自宅やオフィスでも存在感を放つ小型PCが、今なぜ人気なのかをぜひ体感してください。

洗練されたコンパクトなデザインも印象的ですが、特に注目すべきはホットスワップ対応のエクスパンションカードが採用されている点です。この機能により、ノートパソコンの前面ポートを自由にカスタマイズでき、ご自身の使用環境に合わせて2つのポートを選択できるため、非常に柔軟で使いやすくなっています。

最上位モデルのRyzen AI Max+ 395搭載構成は、約299,800円(税込)から(※1ポンド=約190円換算、1ドル=約150円換算)。デスクトップPCとしてはプレミアムな価格帯ですが、高性能なハードウェアに加え、社会的・環境的責任にも配慮した購入が可能です。最大性能を求めない場合は、8コアのRyzen AI Max 385搭載モデルが約164,800円(税込)から用意されています。さらに、フラッグシップの13インチノートPCや新しい12インチ2-in-1タッチスクリーンモデルも今後登場予定です。

このデスクトップPCは「史上最も簡単に組み立てられるPC」と謳われており、マザーボード・CPU・メモリを含むメインボード単体も約119,800円(税込)から購入可能です。省スペースでオリジナルPCを自作したい方にも最適な選択肢となっています。全体として、このラインナップは柔軟性・パフォーマンス・サステナビリティへの取り組みを兼ね備えています。

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