GMKtecのAMD Ryzen AI Max 395+搭載ミニPCが5月に登場予定 ー ゲーミング性能に期待できるか?
AMD Ryzen AI Max 395+搭載の新型GMKtecミニPC、コンパクトゲーミングの常識を変える可能性

インテルやAMDといった大手メーカーのチップは、現在の厳しいGPU市場において高性能な統合グラフィックスが再び注目されています。そんな中、AMDの最高クラスのプロセッサーを搭載したコンパクトなミニPCが登場予定です。
最新の報道によると、GMKtecは5月に「EVO-X2」ミニPCを発売予定で、AMD Ryzen AI Max 395+ APUを搭載しています。中国ではすでに予約受付が開始されており、価格は14,999元(約30万円前後、為替レートや関税により変動あり)からとなっています。アメリカやヨーロッパ向けの予約は4月15日より開始予定です。
最上位構成のEVO-X2は、128GBのメモリと2TBのストレージを搭載しており、高性能な小型PCを求める方にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
価格は決して安くありませんが、Ryzen AI Max 395+プロセッサーとRadeon 8060S統合GPUの組み合わせにより、ゲーム性能は非常に高い水準です。たとえば『サイバーパンク2077』のようなゲームでは、1440pのウルトラ設定+アップスケーリングで、ほぼ60フレーム/秒で動作可能です。これは一部のデスクトップ用グラフィックカードを上回る場合もあります。
この優れた性能は、APUの16コア32スレッドCPUと、Radeon 8060Sの40基の高性能グラフィックスコアによって実現されています。このイノベーションは、今後グラフィックカードが必ずしも必須でなくなる未来への大きな一歩ですが、現時点では依然としてハイエンドGPUの存在意義も残っています。
なお、現時点で公開されているシステムはプロトタイプであり、冷却性能や消費電力、筐体サイズなど最終仕様は未確定です。実際の製品版ではパフォーマンスが異なる可能性もあります。
EVO-X2のようなミニPCは、ゲーマーにとってPCゲームへの新たな入り口となり得ます。しかも、最新のハイエンドGPU単体と同等かそれ以下の価格帯で、すぐに使える完成品PCが手に入るのも大きな魅力です。例えばEVO-X2は、一部の最上位グラフィックカードと同等の価格ですが、PC一式が手に入ります。ただし、関税などにより最終的な価格が30万円を超える可能性もあるため、注意が必要です。
Ryzen AI Max+ チップ搭載PCシステム、インフレと関税で苦戦
現在、PCハードウェア(ゲーム機を含む)は、関税の影響を免れることができません。アメリカでは、関税の不透明さから新型ゲーム機の予約受付が一時停止されるなど、大きな混乱がすでに発生しています。アメリカでは、関税の不透明さから新型ゲーム機の予約受付が一時停止されるなど、大きな混乱がすでに発生しています。主要メーカーのグラフィックスカードを扱う小売業者も影響を受けており、先進的なAPUを搭載したシステムも同様の課題に直面する可能性が高いでしょう。
もし噂されている約30万円(※1ドル=150円換算)の価格が事実であれば、現在の関税下では日本国内価格が45万円以上に跳ね上がる可能性もあります。さらに悪い場合は、これらの製品自体が入手困難になるかもしれません。これは、現在のPCゲーミング市場の不安定さを物語っており、新たな制裁が導入されるには非常に厳しい時期といえるでしょう。
一部のグラフィックスカードシリーズでも、ドライバーの不具合やハードウェアの制約、流通量の制限などの問題が発生しています。インフレが続く中、PCゲーマーにとって最新ハードウェアへのアップグレードはさらに難しくなりそうです。
現時点では、Ryzen AI Max+ APUはハンドヘルド型ゲーミングPCにはまだ搭載されていません。近い将来に登場することを期待する声もありましたが、今のところ実現は難しそうです。今後、こうした課題が早期に解決されることを願いたいところです。
