新しいAI生産性ツールがChromebookを変革へ
AI機能がChromebookに標準搭載

Googleは、ChromeOS向けに新たなGemini AI機能を発表しました。その中には強力なNotebookLMツールも含まれており、今後はChromebookにプリインストールされる予定です。Chromium Gerritの最新情報によると、NotebookLMはChromeOSデバイスのアプリドロワーから簡単にアクセスできるようになります。
NotebookLMはAIを活用したプラットフォームで、ドキュメント、動画、PDF、ウェブサイト、YouTube動画、音声ファイル、Google Workspaceのコンテンツなど、さまざまな情報を要約・分析するのに役立ちます。自分の資料をアップロードすることで、Google Gemini AIによる詳細な回答やインサイトを得ることができます。
現在、NotebookLMは専用ウェブサイトから利用可能ですが、GoogleがGemini AI技術を強化し続けているものの、まだ広くプロモーションはされていません。
まもなく、NotebookLMはChromeOSのプリインストールWebアプリの一つとして追加される予定です。ただし、この追加が既存のChromeOSユーザー全員へのアップデートとして提供されるのか、今年後半に発売予定の新しいChromebookなど新モデルのみが対象となるのかは、まだ明らかになっていません。
NotebookLMはChromeOSに限定されず、ChromeやChromiumブラウザが動作するあらゆるデバイスで利用可能です。つまり、ハイスペックなノートパソコンやChromebookのユーザーも、仕事の整理、要約、管理を効率化するトップクラスのAI生産性ツールを活用できるということです。
過小評価されているAIツールに注目
NotebookLMは2023年7月に登場しましたが、これまで聞いたことがない方も多いかもしれません。もともとはリサーチやノート作成をサポートするAIアシスタントとして設計されていましたが、この19か月間で大きく進化し、多彩な新機能が追加されてきました。
NotebookLMは、大量の情報を整理し、複雑なドキュメントを分かりやすく要約するのが得意です。特に学生や教育関係者にとって非常に役立つツールとなっています。最近のアップデートでは、マインドマップ機能の追加が発表され、無料・有料ユーザーともに利用可能となります。さらに、音声による概要紹介もポッドキャスト以外に拡大予定です。NotebookLMは今後も進化を続け、学習や生産性向上のための注目ツールとなりつつあります。
