2025年おすすめ3Dプリンター:家庭用・ホビー・プロ向けベストモデル
2025年注目の家庭用&クリエイティブ向け3Dプリンターを徹底紹介

3Dプリンターが初めての方も、ものづくりに慣れた方も、信頼できる3Dプリンターがあれば、ものづくりの幅がぐっと広がります。家庭用品の修理から、ゼロからの製品デザインまで、3Dプリンターがあれば自宅で無限の可能性が広がります。
しかし、数多くの選択肢がある中で、自分のスキルや用途に合った最適な3Dプリンターを選ぶのは悩ましいものです。
私たちは、初期モデルから最新の革新的な機種まで、幅広い3Dプリンターを長年にわたり実際にテストしてきました。
大規模なクリエイティブプロジェクトを計画している方も、お子さまのために楽しいおもちゃを作りたい方も、実際の使用データに基づいたおすすめの3Dプリンターをご紹介します。次のプロジェクトにぴったりの一台をぜひ見つけてください。
主なポイントとハイライトのまとめ
今買うべきおすすめ3Dプリンター
私たちのチームは、最新の3Dプリンターやソフトウェア、アクセサリーについて徹底的にリサーチし、レビューを行っています。あなたのニーズに最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。当社のテストおよびレビュー方法についてはこちらをご覧ください。
品質と性能で選ぶおすすめの3Dプリンター
1. Formlabs Form 3+
あらゆるクリエイターの日常使いに最適な、信頼できる3Dプリンターをご紹介します。
仕様
- 素材:Resin
- プリンターの種類:SLA
- レイヤー解像度:25 till 300 mikrometrar
- ビルド容量:18,5 x 14,5 x 14,5 cm
- プリンターのサイズ・重量:53,1 x 40,4 x 37,6 cm / 17,5 kg
購入する理由
- + 高速印刷が可能
- + 常に高品質な印刷を実現
- + 幅広いレジンのラインナップ
避ける理由
- - 純正レジンのみ使用可能。
- - 価格が高め。
レジン3Dプリンターは手頃な価格帯のモデルが増えたことで、より身近な存在となりましたが、Form 3+は日常業務で3Dプリントを活用するプロフェッショナルにとって特に優れた選択肢として際立っています。
Form 3+は前モデルよりもプリント速度が向上し、使いやすさも進化しています。レジンの装填は簡単で、内蔵のレベルセンサーがレジンの量を細かく監視し、各プリントに最適な量が使われるよう自動調整します。また、柔軟性のあるビルドプラットフォームにより、完成した造形物の取り外しもスムーズになり、作業全体が効率化されています。
Form 3+はプリント速度も優れていますが、最大の魅力は何と言っても仕上がりの美しさと精度の高さです。価格は約¥560,000(税込)からとなっており、安価ではありませんが、常に高品質な成果を求めるデザイナーやプロフェッショナルに最適な投資と言えるでしょう。
詳しくは、Formlabs Form 3+のレビューをご覧ください。
コストパフォーマンスに優れた高品質3Dプリンターおすすめ
2. FlashForge Adventurer 4
次のステップを目指すクリエイターのための、信頼できる3Dプリンティング。
仕様
- 素材:ABS, PLA, PC, PETG, PLA-CF, PETG-CF
- プリンターの種類:FFF
- レイヤー解像度:0,1–0,4 mm
- ビルド容量:24,9 x 21,8 x 20,1 cm
- プリンターのサイズ・重量:54,1 x 50,0 x 47,0 cm / 26,0 kg
購入する理由
- + ノズルの交換が簡単で、柔軟に使い分け可能。
- + さまざまな素材をスムーズに扱えます。
- + コストパフォーマンスに優れています。
避ける理由
- - 手動でベッドのレベリングが必要です
- - ノズル交換時には十分な注意が必要です
作業場がほこりっぽくなりがちな方には、Adventurer 4 3Dプリンターがおすすめです。密閉型のデザインがほこりの侵入を防ぎ、内蔵ファンとHEPAフィルターがプリントベッドを清潔に保つことで、最適な仕上がりを実現します。また、ライブカメラ機能を搭載しているため、どこからでもプリント状況を確認でき、遠隔での作業監視にも最適です。
Adventurer 4はエントリーモデルの3Dプリンターと比べるとやや高価(日本国内では約¥80,000前後)ですが、上級者向けの機能を備えつつ、プロフェッショナルモデルよりも手頃な価格帯となっています。本体サイズは約55 x 50 x 47cmと大きめですが、完全密閉型のプリント機構により、安全性とプリント品質の両方が向上しています。
本体前面左側のタッチスクリーン操作パネルで簡単に制御できます。プリントの設定も直感的ですが、Wi-Fiのパスワード入力がやや難しい場合があります。もし接続に問題がある場合は、有線LAN(イーサネットケーブル)での接続も可能で、スムーズに利用できます。
初心者におすすめの3Dプリンター:はじめてでも使いやすい人気モデル
3. Prusa Mini+
初心者やホビーユーザーにもやさしい3Dプリンター体験を。
仕様
- 素材:PLA, PETG, ABS
- プリンターの種類:FFF
- レイヤー解像度:0,05 till 0,25 mm
- ビルド容量:18 x 18 x 18 cm
- プリンターのサイズ・重量:38 x 33 x 32 cm / 5 kg
購入する理由
- + 簡単な組み立てとセットアップ
- + 使いやすいソフトウェア
- + 優れた印刷品質
避ける理由
- - 初期投資が高額です。
- - 入手が限られています。
Prusa Mini+(プルサ・ミニプラス)3Dプリンターは、3Dプリントを始める方に最適な一台です。ただし、在庫切れが多く、入手が難しいのが難点です。これは残念な点ですが、箱から出してすぐに安定した動作と高品質なプリントを実現できる点は大きな魅力です。価格は他の初心者向け3Dプリンターよりやや高め(日本円で約5万円台〜※変動あり)ですが、その価値は十分にあります。
評価時、Prusa Mini+はセットアップの手軽さが際立っていました。ただし、オープンフレーム設計のため、小さなお子様がいるご家庭や作業スペースでは注意が必要です。付属ソフトウェアは日本語にも対応しており、モデルの準備をステップごとに丁寧にガイドしてくれます。プリント時も、特に0.2mmクオリティモードでは効率よく作動し、部品同士の精密な嵌合が必要なプロジェクトでも、仕上がりの美しさに感心しました。
エントリーモデルとしてはやや高価ですが、Prusa Mini+はセットアップやキャリブレーションが簡単で、時間や手間を大幅に削減できます。初心者に人気の他モデルと比べても、非常に信頼できる選択肢です。
詳しいレビューは、こちらのPrusa Mini+ 3Dプリンターレビューをご覧ください。
自分に最適な3Dプリンターの選び方

どの3Dプリンターが自分に合っているか迷っていますか?あなたにぴったりの一台を選ぶための簡単ガイドをご紹介します。
プリンターの種類
3Dプリンターには主に2つのタイプがあります。
印刷素材について
3Dプリンティングで使用する素材の選択は、プロジェクトの仕上がりに大きく影響します!
一部の3Dプリンターは、インクジェットプリンターが純正カートリッジを必要とするのと同じように、特定の素材しか使えない場合があります。一方で、お好みのフィラメントやレジンを自由に選べる機種もあります。作業を始める前に、必ず素材の対応状況を確認しましょう。適切な素材を選ぶことで、仕上がりに大きな差が生まれます!
プリント可能範囲
プリント可能な範囲は、プリントベッドの大きさとプリントヘッドが動く距離によって決まります。3Dプリンターで作りたいモデルに対応できるよう、全体の容量(立方センチメートルで測定されることが一般的です)と、高さ・幅・奥行きといった具体的な寸法の両方を必ず確認しましょう。

印刷速度と品質のバランス
3Dプリントは時間がかかる作業で、近道はありません。
例えば、小さなモデル(約7〜10センチ程度)の印刷でも、6〜12時間かかることがあります。これは印刷品質の設定によって変わります。
ここがポイントです。
優れた3Dプリンターは、速度重視か細部重視かを選べる複数の品質設定を備えており、短時間で粗く仕上げるか、時間をかけて高品質に仕上げるかを選択できます。
価格
上記でご紹介した通り、高品質な3Dプリンターを手に入れるのに高額な費用をかける必要はありません。
ワンポイント:Amazonだけでなく、各メーカーの公式サイトでも販売されていることが多く、そちらの方がよりお得な価格やセット販売が見つかる場合もあります。
3Dプリンターの性能と品質を検証する方法
3Dプリンターをレビューする際、まず各モデルをセットアップし、箱から出して初期キャリブレーションが完了するまでにかかる時間を計測します。また、メーカー独自のセットアップ手順がある場合は、それにも細かく注意を払います。
次に、各3Dプリンターが対応している素材の種類を確認し、メーカー純正の素材しか使えないかどうかもチェックします。
テストには、ミニチュアの彫像、複雑な構造の惑星型ギアセット、幾何学的な彫刻という3種類のモデルを用います。これらのテストにより、プリンターが細部や鋭いエッジ、複雑な部品をどれだけ正確に再現できるかを評価します。印刷品質に加えて、ドラフトモードから最高品質まで、各速度設定でそれぞれのモデルを完成させるまでの所要時間も測定します。

また、各3Dプリンターで使用されているソフトウェアや、パソコンから操作する場合やプリンター本体のコントロールパネルから直接操作する場合など、さまざまなプリント管理方法についても評価しています。
当社の評価プロセスについて詳しくは、テスト方法のページをご覧ください。
