2025年版おすすめミニPC徹底レビュー&厳選ランキング
2025年版 予算別・用途別おすすめミニPCまとめ

最高のミニPCは、驚くほどコンパクトなデザインでありながら優れたパフォーマンスを発揮します。これらの小型コンピューターは、ウェブ閲覧やオフィス作業などの日常的な用途に最適で、多くのモデルは動画や写真編集、カジュアルなゲームなど、より負荷の高い作業にも対応できます。
私は6年間、従来のノートパソコンや大型デスクトップの代わりにミニPCを使ってきましたが、その信頼性と効率性にはとても満足しています。
現在、Mac mini M4は多くのユーザーにとって最適なミニPCとして際立っています。価格に見合った優れた性能を持ち、セットアップも簡単です。コストパフォーマンスを重視し、Windows環境を希望される方には、AMDプロセッサーを搭載し、約4万円以下で購入できるKamrui E3Bがおすすめです。
旅行用にバッグに簡単に入るミニPCが欲しい方、ゲーム機のような感覚で使いたい方、小型ながら高性能なモデルを求める方など、ニーズや予算に合わせたミニPCが必ず見つかります。ぜひ最新のおすすめミニPCをチェックして、ご自身のワークフローやライフスタイルにぴったりの一台を見つけてください。
主なポイントのリスト
今おすすめのミニPC
私たちのチームは、最新のミニPCを徹底的に調査・レビューし、皆さまが納得して選べるようサポートしています。当社のテストおよびレビュー方法について詳しくはこちらをご覧ください。
パフォーマンスとコストパフォーマンスで選ぶおすすめミニPC
1. Mac mini M4
パワフルでコンパクトな新しいデザインのApple mini PCを体験しよう。

仕様
- CPU:Apple M4/M4 Pro
- ストレージ:256GB~8TB
- 重量:約680グラム
- サイズ(インチ):5×5×2インチ
購入する理由
- + 超コンパクトなデザイン。
- + より高速で反応が良いパフォーマンス。
- + 使いやすい前面ポート。
- + 16GBメモリ搭載。
- + 最大3台のディスプレイに接続可能。
避ける理由
- - ユーザーによる修理やアップグレードができない
- - 電源ボタンの配置が一般的でない
Mac miniは、Appleのデスクトップコンピュータの中で最もコンパクトなモデルとして際立っており、優れたコストパフォーマンスと、Appleエコシステムへの理想的なエントリーポイントを提供します。最新のMac mini M4の登場により、Appleはさらにそのレベルを引き上げ、従来モデルと比べて格段に高速かつパワフルな一台となりました。
数週間にわたりMac mini M2をテストした後、Mac mini M4のパフォーマンスや使い勝手の向上はすぐに体感できました。標準モデルには16GBのメモリが搭載され、これまでのメモリ制限が解消されました。複数のブラウザタブを開いたり、写真や動画の軽い編集作業を行ったりするマルチタスクも、よりスムーズにこなせます。さらに進化したM4チップにより、処理速度やレスポンスも大幅に向上しています。
Mac mini M4は、前面にUSB-Cポート2つとヘッドホンジャックを新たに搭載し、アクセシビリティも向上しました。これにより、アクセサリーの充電や有線ヘッドホンの接続が簡単に行えます。背面にはThunderbolt 4ポートが3つ、HDMIポート、ギガビットイーサネットポートが備わっており、多くのユーザーの接続ニーズに対応しています。
サイズはわずか約12.7 x 12.7 x 5.1cmで、どんなデスクにもすっきり収まり、今や多くのWindowsベースのミニPCと同等のコンパクトさです。特徴的なのは、電源ボタンが本体左下側面に配置されている点で、慣れないうちはやや使いづらいかもしれませんが、ポートの拡張やストレージの追加、電源ボタンへのアクセス性を高めるSatechi Mac Mini M4 ハブ&スタンドなどのアクセサリーも市販されています。
さらに高い性能を求める方には、より高速なプロセッサーと追加GPUコア、24GBメモリ、Thunderbolt 5対応、512GB SSDを搭載したMac mini M4 Proも用意されています。しかし、ほとんどのユーザーにとっては、標準のMac mini M4で十分なパワーを発揮してくれるでしょう。特に旧モデルからのアップグレードを検討している方にはおすすめです。
詳しいレビューは、こちらのMac mini M4レビューをご覧ください。
お手頃価格で高性能なおすすめミニPC
2. Kamrui E3B
誰にでも手が届く価格で、信頼できるパフォーマンスのミニPCを。

仕様
- CPU:Ryzen 7 PRO 5875U
- ストレージ:512GB
- 重量:約500g
- サイズ:約13.2 x 13.2 x 5.0 cm
購入する理由
- + ささやき声のように静かな動作。
- + 省スペースでモダンなデザイン。
- + 前面・背面の多彩なポート搭載。
- + コストを抑えながらも高いパフォーマンス。
避ける理由
- - ストレージ速度が遅い。
- - マルチタスク時に動作が遅くなることがある。
Kamrui E3Bは、ミニPCでも高いパフォーマンスをお手頃価格で楽しめることを証明しています。価格は約4万円台(セール時にはさらに安くなることも)で、Webブラウジングやオフィス作業、軽いゲームまで快適にこなせるコンパクトなパソコンです。私はこのE3Bをデュアルモニター環境のメインワークステーションとして1か月以上使いましたが、Ryzen 7 Proプロセッサー、Radeon RX Vega 8統合グラフィックス、16GB DDR4メモリのおかげで日々の作業もスムーズでした。この価格帯としては特に優れたスペックです。
パフォーマンスだけでなく、Kamrui E3Bはオールブラックの洗練されたデザインも魅力。一般的なシルバーの格安ミニPCとは違い、モダンな雰囲気を演出します。側面の通気口や、底面から冷気を取り込む静音性の高いファンも備え、冷却性能も十分。さらに、VESAマウント用の穴があるのでモニター裏への取り付けも可能です。メモリやストレージのアップグレードも、底面の4つのゴム足を外すだけで簡単に行えます。
特に印象的なのは、豊富なポート類です。前面にはUSB-Aポート2つ、映像出力対応のUSB-Cポート、ヘッドホンジャックを搭載。背面にはさらに4つのUSB-Aポート、HDMIポート、DisplayPort、ギガビットイーサネットポートもあり、どんな環境でも接続に困りません。唯一の弱点は、標準搭載のSSDがやや遅いこと。ただし、追加のM.2スロットで高速SSDに交換し、データをクローンすればパフォーマンスアップも可能です。
総合的に見て、Kamrui E3Bは将来のアップグレードにも対応できる、コストパフォーマンスの高いミニPCを探している方に最適な一台です。通常価格でも十分にお買い得ですが、セール時はさらにお得に購入できます。日常使いはもちろん、デスク周りをスタイリッシュに演出したい方にもおすすめです。詳しくは Kamrui E3Bのレビュー をご覧ください。
ゲーミング向けミニPCおすすめ:注目モデルとレビュー
3. AtomMan G7 Ti
コンパクトで個性的なデザインのミニPCが、パワフルなパフォーマンスを実現します。

仕様
- CPU:インテル Core i9 14900HX、インテル Core i7 14650HX(G7 Ti SE)
- ストレージ:1TB
- 重量:約2.4kg
- サイズ:39.6 x 23.7 x 3.3 cm
購入する理由
- + スリムで際立つデザイン。
- + 高速かつ快適なパフォーマンス。
- + フルカスタマイズ済みモデルとベアボーンモデルをご用意。
- + ワンタッチでファンや電源をコントロール可能。
- + NVIDIA RTX 4070 グラフィックス搭載。
避ける理由
- - 縦置き専用です。
- - スリムな設計のため、ポート数が少なめです。
AtomMan G7 Tiは、従来のミニPCとは一線を画す革新的なデザインと優れたパフォーマンスで注目を集めています。一般的なコンパクトな箱型ではなく、厚さわずか約3.25cmの非常にスリムなボディで、デスクの上に縦置きできる設計です。この独特なフォルムは、限られた作業スペースやゲーミング環境に最適で、持ち運びも簡単。バックパックにすっきり収まります。
AtomMan G7 Tiはベアボーン構成で提供されており、パワフルなハードウェアを搭載しています。インテル Core i9 14900HXプロセッサー、Nvidia RTX 4070ノートPC向けGPU(8GB VRAM)、32GB DDR5メモリ、1TB SSDを備えています。また、G7 Ti SEバージョンもあり、こちらは同様のスペックながらインテル Core i7 14650HX CPUを採用しています。
数週間メインPCとしてG7 Tiを使用してみて、その省スペース性には何度も感心しました。スリムなデザインのため、一部のゲーミングミニPCと比べてポート数は控えめですが、前面にはUSB-Aポート2つ、ヘッドフォンジャック、SDカードリーダーが、背面には追加のUSB-Aポート、ギガビットイーサネット、HDMI 2.1、映像出力対応USB-Cポートが搭載されています。
ゲーミング性能も抜群で、最新の高負荷ゲームでもフルHD(1080p)で60フレーム/秒を軽々と超えるパフォーマンスを発揮します。WQHD(1440p)でもほとんど性能低下なくプレイでき、Nvidia DLSSを有効にすれば4Kでも滑らかなゲーム体験が可能です。長時間の高負荷プレイでも静音性と冷却性に優れており、前面の便利なボタンでワークモードとゲームモードの切り替えも簡単です。
AtomMan G7 Tiは、ミニPCの中でも唯一無二の存在。スリムなデザインで仕事にもゲームにもハイレベルなパフォーマンスを提供します。その個性的な外観は写真でも実物でも目を引き、話題になること間違いなし。ただし、背面の排気設計のため縦置き専用である点にはご注意ください。
詳しいレビューは、こちらのAtomMan G7 Tiレビューをご覧ください。
仕事や生産性向上に最適なミニPC
4. Geekom A6
耐久性に優れたアルミ製ケースに収められたコンパクトなミニPCで、高性能なコンピューティングを体験できます。

仕様
- CPU:AMD Ryzen 7 6800H
- ストレージ:1TB SSD
- 重量:約412グラム
- サイズ:4.4×4.4×1.34インチ(約11.2×11.2×3.4cm)
購入する理由
- + どこにでも設置でき、省スペース設計。
- + 4台のモニターに対応。
- + パーツのアップグレードが簡単。
- + フルサイズのポートを豊富に搭載。
- + 高性能で信頼性の高い動作。
避ける理由
- - ファンの音が気になる場合があります。
- - 前面にUSB-Cポートがありません。
Geekom A6は、洗練されたオールアルミニウムボディを採用した、コンパクトで高性能なミニPCです。人気のミニコンピューターのスタイリッシュなデザインが好きだけれど、Windowsを使いたい方にはA6が最適な選択肢となります。本体サイズは約112 x 112 x 34mm、重さは約450g未満と、競合モデルよりもさらに小型です。
他のミニPCと異なり、A6は豊富なポートを備えており、クリエイティブ作業やマルチモニター環境にも最適です。前面にはUSB-Aポートが2つとヘッドホンジャック、左側にはSDカードリーダーを搭載。背面にはHDMIポートが2つ、USB4ポートが2つ、さらにUSB-Aポートが2つ、2.5ギガビットイーサネットポートも備わっており、高速な有線インターネット接続も可能です。Wi-Fi 6E対応で、6GHz帯の高速無線通信にも対応しています。
プロセッサーにはAMD Ryzen 6800H、グラフィックスはRadeon 680Mを内蔵。標準で32GBのDDR5メモリと1TB SSDを搭載し、シンプルなワンモデル展開で迷う必要がありません。価格は約¥65,000(2024年6月時点の為替レートで換算)と、スペックを考えると非常にコストパフォーマンスに優れています。
数週間にわたり日常的に使用したところ、A6は負荷の高い作業もスムーズにこなしてくれました。HDMIポート2基でデュアルモニター環境が簡単に構築でき、USB4経由でモバイルモニターを接続すれば、トリプルディスプレイも実現可能です。
気になる点としては、電源が内蔵式ではなく外付けであること、負荷がかかるとファン音がやや聞こえることが挙げられますが、それでも他社の同クラス製品より静かな印象です。手頃な価格で接続性に優れた小型・高級感のあるミニPCをお探しなら、Geekom A6は非常におすすめの一台です。
詳しいレビューは、Geekom A6の詳細レビューをご覧ください。
AI・機械学習におすすめの小型PC
5. Minisforum EliteMini AI370
コンパクトなミニPCで、高速コンピューティングとパワフルなAIパフォーマンスを体験。

仕様
- CPU:AMD Ryzen AI 9 HX 370
- ストレージ:1TB
- 重量:約454グラム
- サイズ:5.1×5×1.9インチ
購入する理由
- + 高速で快適なパフォーマンス
- + 多彩な接続オプション
- + コンパクトで軽量なデザイン
- + マウント用ブラケット付きのシンプルな外観
避ける理由
- - 高価格。
- - ファンの動作音が目立つ。
- - 軽量なプラスチック製ボディ。
Minisforum AI370は一見すると標準的なシルバーのミニPCのように見えますが、AMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサーによる優れたパフォーマンスを備えています。ローカルでAIモデルを動かしたい方やAIを活用した作業をしたい方には、このミニPCが最大50 TOPS(1秒間に50兆回の演算)の性能を発揮します。さらに、プロセッサーと統合グラフィックスを組み合わせることで、合計で80 TOPSに達し、AI関連の作業に最適な強力な選択肢となります。
EliteMini AI370の大きな特長は豊富なポートです。前面にはUSB-Aポートが2つ、USB4ポートが1つ、ヘッドホンジャックを備えています。背面にはさらに2つのUSB-Aポート、DisplayPort 2.0、HDMI 2.1、2.5ギガビットイーサネットポートが2つ搭載されています。クリエイターやプロの方にとって、デュアルイーサネットポートは特に便利です。1つは高速Wi-Fiルーター、もう1つはNAS(ネットワーク接続ストレージ)デバイスに接続することで、ローカルでの高速ファイル転送が可能になります。
EliteMini AI370のケースはアルミのように見えますが、実際はプラスチック製で、やや高級感に欠ける印象です。しかし、AMD Radeon 890M統合グラフィックスと32GBのLPDDR5X RAMを搭載しているため、負荷の高い作業やリソースを多く消費するゲームも快適に動作可能です。例えば、『Forza Horizon 5』のようなゲームも、1080p解像度で60フレーム/秒で滑らかに動作します。
本体サイズは約13×12.7×4.8cm、重さ約450gと非常にコンパクトながら、高いパフォーマンスを誇ります。唯一の欠点は、負荷が高くなると内蔵ファンの動作音が大きくなる点です。ただし、底面にVESAマウント用の穴があり、モニターの背面に取り付けてノイズを軽減できます。価格は約15万円(税込)を超えるため、ゲーム向けというより、生産性重視のミニPCとしては高価な部類です。それでも、ローカルでAI処理を行いたい方や、写真・動画編集、高負荷な作業を超小型PCでこなしたい方には、EliteMini AI370は有力な選択肢となるでしょう。
詳しいレビューは、Minisforum EliteMini AI370 レビューをご覧ください。
ビジネス向けおすすめミニPC
6. MSI Cubi NUC 1M
どんなモニターの背面にもすっきり収まる、静音かつパワフルなコンパクトミニPCで快適なコンピューティング体験を。

仕様
- CPU:インテル Core Ultra 3 100U、インテル Core Ultra 5 120U、インテル Core Ultra 7 150U
- ストレージ:500GB~1TB SSD、M.2 2242スロット×1(空き)、2.5インチHDD/SSDベイ×1(オプション)
- 重量:約625グラム
- サイズ:13.6 x 13.3 x 5.0 cm
購入する理由
- + 静音動作で快適に使えます。
- + 最大4画面対応。
- + USB-Cで簡単に電源供給。
- + 外付けボタンで簡単に取り付け可能。
避ける理由
- - 指紋が目立ちやすいです。
- - 上位モデルは価格が高めです。
MSI Cubi NUC 1Mは、スタイリッシュなオールブラックのミニPCで、負荷が高い作業時でもほとんど無音に近い静音性が特長です。Mac mini M4やAsus NUC 14 Proなどの一部競合製品よりやや大きめではありますが、それでも十分コンパクトで、デスク上のスペースをほとんど取りません。
ミニPCに馴染みがない場合、聞き慣れないブランドも多いかもしれませんが、MSIはゲーミング用途やビジネス用途の信頼性の高いパソコンで知られている有名メーカーです。Cubi NUC 1Mの価格は構成によって約6万円から15万円(1ドル=約140円換算)となっており、ミニPC市場の中でもやや高価格帯に位置します。ただし、1年から3年の延長保証が付属しているため、安心感と付加価値も得られます。
コンパクトながら、Cubi NUC 1Mはフルサイズのポート類が充実しています。前面にはmicroSDカードリーダー、ヘッドホンジャック、USB-Aポートが2基。背面にはさらに2基のUSB-Aポート、HDMI 2.1ポートが2基、Thunderbolt 4ポートが2基、2.5ギガビット対応のイーサネットポートが2基、そして120W外部電源用のACポートが備わっています。
背面のポートには追加機能もあります。HDMIポートのうち1つはPower Linkテクノロジーを採用しており、対応モニターと接続することでミニPCの自動起動が可能です。また、Thunderbolt 4ポートのうち1つはポータブルモニターへの給電に、もう1つはCubi NUC 1M本体の電源供給に対応しています。LG DualUpモニターとの組み合わせテストでも、これらの機能は問題なく動作しました。対応モニターを使用しない場合でも、外付けの有線電源ボタンを側面に接続できるため、ディスプレイ背面に設置した際にも便利です。
Cubi NUC 1Mは、インテルRaptor Lakeモバイルプロセッサー(Core 3 100U、Core 5 120U、Core 7 150U)から選択でき、メモリは8GBから最大64GBのDDR5 RAMまで対応しています。コストを抑えたい方向けには、メモリ・ストレージ・OSを自分で用意できるベアボーンモデルも用意されています。
3週間メインPCとしてCubi NUC 1Mを使用したところ、その静音性に非常に感心しました。内部ファンはAsus NUC 14 Proよりも静かで、やや大きめの筐体によるエアフローと冷却性能の高さが要因だと考えられます。省スペースで生産性を重視したい方や、オフィス全体の導入を検討している方にも、Cubi NUC 1Mはおすすめできる1台です。
詳しいレビューはMSI Cubi NUC 1M レビューをご覧ください。
クリエイティブプロフェッショナル向けおすすめミニPC
7. AtomMan G7 PT
仕事や学習、エンターテインメントまで、幅広く使えるミニPCで快適なパフォーマンスを体感してください。

仕様
- CPU:AMD Ryzen 9 7945HX
- ストレージ:1TB
- 重量:2.8kg(6.17ポンド)
- サイズ:28.4 × 15.2 × 6.1 cm
購入する理由
- + 多彩なポート構成
- + より高速なWi-Fiと有線LAN対応
- + 拡張可能でパワフルなパフォーマンス
- + ファン制御による静音動作
避ける理由
- - 電源ポートの位置によって設置場所が制限される場合があります。
- - RGBパネルがビジュアルに華やかさを加えます。
AtomMan G7 PTは、縦置き・横置きのどちらにも対応し、ワークスペースにすっきり収まるコンパクトかつ多用途なデザインながら、印象的なパフォーマンスを発揮します。クモの巣をモチーフにした斬新なデザインとカスタマイズ可能なRGBライティングによるゲーミングらしい外観だけでなく、写真や動画編集といったクリエイティブな作業にも十分対応できるミニPCです。
本体サイズは約15.2 x 6.1 x 28.4cm、重さは約2.8kgと、一般的なミニPCよりやや大きめ。その分、強力なAMD Ryzen 9 7945HXプロセッサーに加えて、専用のRadeon RX 7600M XTグラフィックスカードを搭載できるのが特徴です。サイズはあるものの、設置スペースはそれほど取りません。付属のマグネットスタンドを使えば、縦置きでゲーム機のように設置可能です。自分好みにカスタマイズしたい方にはベアボーン版も選べます。
接続端子も充実しており、前面にはUSB-Aポート、映像出力対応USB-Cポート、ヘッドホン端子、2つの内蔵マイク、ゲーミング・作業モードの切替スイッチを搭載。背面にはさらにUSB-A x3、映像出力対応USB-C、HDMI 2.1、2.5ギガビットイーサネット、DisplayPort 2.0を備えています。Wi-Fi 7にも対応し、有線・無線ともに超高速なインターネット環境を実現します。
実際にG7 PTで負荷の高いゲームをプレイして性能を検証しました。1080p解像度・AMDのフレーム生成機能をオフにした状態で「Metro Exodus」では86fps、「Red Dead Redemption 2」ではほぼ60fpsを記録。フレーム生成を有効にすると、どちらも100fpsを超える快適なパフォーマンスを発揮しました。
2か月間メインの作業用PCとして使い続けましたが、常に安定した動作を見せてくれました。主な欠点としては、電源ポートが底面にあるため横置き時にやや使いづらい点と、大きめの300W電源アダプターが必要な点が挙げられます。RGBパネルの光が気になる場合でも、BIOS設定から簡単にオフにできます。
クリエイティブ作業とゲーミングの両方に強い、個性的かつ高性能なミニPCを探している方に、G7 PTは間違いなくおすすめできる一台です。
詳しいレビューは、AtomMan G7 PTレビュー(英語)をご覧ください。
持ち運びに便利なコンパクト高性能ミニPCのおすすめ
8. Khadas Mind
USB-C接続対応のコンパクトなミニPCで、持ち運びに便利なパワフルコンピューティングを体験しましょう。

仕様
- CPU:インテル Core i5-1340P、インテル Core i7-1360P
- ストレージ:512GB〜1TB SSD(M.2 2330 NVMe SSDスロットにより最大2TBまで対応)
- 重量:約450g(1ポンド)
- サイズ:約146 x 105 x 20 mm
購入する理由
- + シンプルなUSB-C電源接続
- + 静かでクールな動作
- + オプションのドックでポート拡張可能
- + 一日中使えるスタンバイバッテリー
避ける理由
- - 初期投資が高額です。
- - 高級アクセサリーのみ対応しています。
Khadas Mind(カダス マインド)は、ミニPCの中でも優れた携帯性と高いパフォーマンスを兼ね備えている点で際立っています。本体サイズはわずか146 x 105 x 20mmと非常にコンパクトで、ポケットにも収まるほどです。USB-C充電に対応しているため、対応するGaN充電器や、最大65W給電可能なUSB-Cポート付きモニターに直接接続して電源供給でき、設置も簡単でデスク周りをすっきり保てます。
コンパクトながら、必要十分な接続性も備えています。USB-Aポートが2つ、USB-Cポートが2つ(うち1つは電源用)、HDMI 2.0ポートを搭載。ストレージは512GBまたは1TBのSSDを選択でき、さらにM.2 NVMe 2230スロットで拡張も可能です。内部にはインテル Core i-1340p プロセッサーとインテル Iris Xe グラフィックスを搭載し、16GBまたは32GBの高速LPDDR5メモリと組み合わせることができます。内蔵バッテリーは最大20分間の電源供給が可能で、作業場所の移動やドック間の持ち運び時にスリープモードへ移行するのに便利です。
Khadas Mindは単なるミニPCにとどまらず、多彩なエコシステムの中心的存在です。オプションのMind Dockを使えば、USB-Aポートの追加、SDカードリーダー、ヘッドホン端子、指紋認証リーダー、便利なボリュームノブなどの機能拡張が可能です。さらにグラフィックス性能を求める方には、Nvidia RTX 4060 Ti(8GBまたは16GB VRAM搭載)を内蔵したMind Graphics Dockも用意されています。Graphics DockはUSB4ポート、追加のUSB-Aポート、HDMI 2.1、2.5ギガビットイーサネット、DisplayPort 1.4、内蔵電源など、豊富な拡張性を提供します。
このミニPCは、アクセサリーエコシステムを活用すれば、従来のミニPCとは一線を画す存在となります。初代Mind 1も依然として高い評価を受けていますが、Mind 2やMind 2Sなど新モデルではより高性能なインテル Core Ultra 5/7プロセッサーを搭載し、さらなるパフォーマンスを実現しています。携帯性と拡張性を重視するなら、Khadas Mindとそのアクセサリーはぜひ検討したい選択肢です。
詳しいレビューは、Khadas Mind レビューをご覧ください。
コンソール並みのゲーム性能を持つおすすめミニPC
9. Asus ROG NUC 970
ゲーム機のようなデザインを採用したコンパクトな筐体のミニPCで、快適にゲームを楽しめます。

仕様
- CPU:Intel Core Ultra 7-processor 155H (185H)
- ストレージ:512 GB SSD, 1 TB SSD
- 重量:2,6 kg
- サイズ:27,0 × 18,0 × 6,0 cm
購入する理由
- + 超コンパクト設計。
- + 4台の4Kディスプレイに対応。
- + 縦置き・横置き両対応。
- + 静音かつ冷却性能に優れた動作。
避ける理由
- - コンパクトなデザインに対して高価格
Asus ROG NUC 970は、コンソールのようなデザインと操作感を求めるゲーミング愛好家に最適なコンパクトミニPCとして際立っています。他のミニPCと異なり、ROG NUC 970は縦置き・横置きの両方に対応しているため、さまざまな環境に柔軟にフィットします。プレミアムな機能を備えているため価格はやや高めですが、その分、優れたパフォーマンスとデザインを実現しています。
本体サイズは約27cm × 18cm × 6cm、重さは約2.6kgと、一般的なミニPCよりやや大きめで、ゲーム機のような存在感があります。インテル Core Ultra 7 プロセッサーと、Nvidia RTX 4060またはRTX 4070ノートPC向けGPUを搭載。ベースモデルには16GB DDR5メモリを、上位モデルには32GBメモリと1TB SSDが用意されており、高負荷なゲームやマルチタスクにも十分なパワーとストレージ容量を備えています。
ROG NUC 970の大きな魅力の一つは、豊富なポートと優れた拡張性です。前面にはUSB-Aポート2つ、SDカードリーダー、ヘッドホンジャックを搭載。背面にはさらにUSB-Aポート4つ、2.5ギガビットイーサネット、Thunderbolt 4、HDMI 2.1、DisplayPort 1.4aが2つ用意されています。ケースは簡単に開けられ、RGBバックライトパネルの交換や、最大2基のM.2 SSD増設も容易に行えます。
2ヶ月間、日常の仕事やゲームプレイで使用したところ、ROG NUC 970は非常にスムーズな動作を見せてくれました。RTX 4070モデルでは、1080p解像度でのパフォーマンスが特に優れており、1440pでも高いフレームレートを維持しています。Nvidia DLSSのような先進的なグラフィック機能を有効にしなくても、『Metro Exodus』は1080pで92fps、『Red Dead Redemption』は同じく62fpsを記録しました。DLSSを有効にすれば、1080pで100fps以上、4Kでも60fps近くの滑らかなゲームプレイが可能です。
ROG NUC 970はゲーマー向けに設計されていますが、その拡張性と多彩な接続性から、オールラウンドなミニPCとしても活躍します。ワークステーションやホームエンターテイメントにもシームレスに組み込めるため、パフォーマンスとデザイン性を両立したコンソール風ミニPCをお探しの方には、非常におすすめの一台です。
詳しいレビューは、Asus ROG NUC 970 レビュー全文をご覧ください。

おすすめミニPCの選定とテスト方法
私たちは、すべてのミニPCを徹底的にテストするため、複数のベンチマークテストを実施し、数週間にわたって各デバイスを実際に使用しています。この方法により、それぞれのミニPCのパフォーマンスや得意な作業、そして投資に見合う機能を把握できます。
性能評価には、Geekbenchのようなプロセッサベンチマークツールを使用し、システム全体の処理能力を測定します。また、大容量ファイルのコピーによってファイル転送速度も確認し、ミニPCがマルチメディアやドキュメントなどをどれだけスムーズに扱えるかを明確にします。
グラフィックス性能の評価には、複数の3DMarkテストを実施します。もしミニPCがゲームプレイに対応している場合は、個別のゲームテストも行い、最新ゲームがさまざまな解像度やグラフィック設定でどの程度快適に動作するかをチェックします。
そして最も重要なのは、日常的な作業——仕事やウェブブラウジング、ファイル転送、ゲームプレイ——に各ミニPCを実際に使い込み、どのモデルが本当にコストパフォーマンスに優れているかを見極めている点です。
当社のテスト方法について詳しく知りたい方は、テスト方法についてのページをご覧ください。
その他のミニPCレビュー・テスト済みモデル
Megamini G1は、コンパクトながら高いパフォーマンスと効率的な冷却性能を両立したミニPCです。インテル Core Ultra プロセッサー、モバイル向けNvidiaグラフィックスカード、さらに外付けGPU(eGPU)に対応した前面・背面ポートなど、多彩な接続オプションを備えています。仕事にもゲームにも十分な性能を発揮しますが、このモデルはクラウドファンディング限定で販売され、現在は入手できません。詳しいレビューは、Geekom Megamini G1のレビューをご覧ください。
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Acemagic F2Aも高性能なミニPCで、インテル Core Ultra プロセッサー、32GBメモリ、1TB SSD、さらにWi-Fi 7対応による高速ワイヤレス接続を実現しています。ThunderboltやUSB4ポートは非搭載で、軽い作業時でもファン音が気になる場合がありますが、デスク周りをスッキリさせたい方には十分コンパクトな選択肢です。現在は後継機のF3Aなど新モデルが登場しているため、F2Aは主要なおすすめモデルからは外れています。詳しいレビューは、Acemagic F2Aのレビューをご覧ください。
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自分に最適なミニPCの選び方
ミニPCは、手頃な価格のプロジェクト用パソコン(5,000円未満)から、ハイパフォーマンスなコンパクトデスクトップ(約50,000円〜150,000円)まで、幅広い選択肢があります。
スティック型PCは特に柔軟性が高い選択肢で、通常は約10,000円〜20,000円程度で購入できます。これらのデバイスは多くのテレビやモニターに接続できますが、必ずしも最適な選択肢とは限りません。
ミニPCの価格は、ハードウェアやデザインによって大きく異なります。形状やサイズもさまざまですが、小型で長方形のモデルが最も人気です。選択肢が豊富なので、ご自身の用途に合ったミニPCを見つけやすいでしょう。

必要な機能を把握しましょう
最適なミニPCを選ぶには、まずご自身の用途を明確にすることが大切です。テレビの裏に設置してストリーミングを楽しみたいのか、それともゲームも快適に動作する高性能なシステムが必要なのか。インターネット閲覧などの軽い作業が中心であれば、信頼性の高いマシンがあれば十分かもしれませんし、より高度な処理やグラフィック性能が求められる場合もあるでしょう。
上記のおすすめモデルは、それぞれの用途に最適なミニPCを厳選してご紹介しています。ご自身のニーズにぴったり合う1台を見つける際の参考にしてください。


最適なサイズを選ぶ
ミニPCを選ぶ際は、ご自身の用途に合ったサイズを検討しましょう。ミニPCには、ポケットに収まる超コンパクトなモデルから、デスクの隅に簡単に置ける小型デスクトップ型まで、さまざまな形状があります。
小型モデルは処理能力がやや控えめな場合もありますが、バックパックに入れて持ち運べる高性能ミニPCもあり、ゲームや負荷の高い作業にも最適です。
ご自身の構成やアップグレードオプションに納得しているか、今一度ご確認ください。
ミニPCを選ぶ際は、用意されている構成や拡張性をしっかりとチェックしましょう。多くのモデルでは、ストレージ容量やプロセッサー、さらには専用グラフィックスカードなど、ニーズに合わせて選べるオプションが用意されています。
将来的なアップグレードも視野に入れておくと安心です。コンパクトなミニPCの中には、ハードウェアの変更ができない設計のものもあれば、メモリの増設やストレージの拡張、外付けグラフィックスカードの接続など、柔軟にカスタマイズできるモデルもあります。特にゲームや高いパフォーマンスを求める方には、こうした拡張性が重要なポイントとなります。
もし迷われた場合は、当サイトの詳細なレビューをご覧ください。構成やアップグレードの可能性についても詳しく解説しており、ご自身に最適なミニPC選びをサポートします。
